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大嶋洋介候補の制作物。(4) [支払い請求の経緯と制作物]

 選挙カーの手配にからみ、大嶋洋介候補linkの選挙事務所から徒歩5分のところにあるという、選挙用レンタカー業者の「成田株式会社」へ連絡をとるよう、制作会社側は突然、次のようなメールを2010年(平成22)6月22日(火)の午後7時5分に受けとることになります。
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 ひとまず選挙カー用のカンバンから取りかかっていただきたいのですが。
 直接ご連絡いただけますでしょうか。わたくしからその旨、連絡いれました。
 本日は帰られたとのことですので明日お願いします。
  成田株式会社 タジマさん(女性) TEL:(省略)
 なお、リードタイムは原稿が当日夕方締め切りの、仕上がりが翌々日の夕方です。
 欲を言えば明日の締めに入れていただきたいのですが無理ならば明後日でも結構です。
  公営費:50,548円
  枚数  :4枚
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選挙カー.jpg
 選挙カーとは、もちろん選挙時に街中で見かけるスピーカー付きのワゴン車のことです。(写真上) 「カンバン」とは、クルマの屋根に付ける候補者名を大書きしたサインのことで、この版下データを6月22日に発注し翌6月23日(水)の夕方までに入稿しろというオーダーでした。公営費が50,548円出ることも書き添えており、一刻でも早く制作して入稿しろと言わんばかりのメールです。
 さらに、つづけて同日の午後7時54分、上掲のメールから約50分後に、次のような「段取り」メールを大嶋候補から制作者側は受けとります。
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 1.車種の決定<済>
   ボンゴ  
http://www.nipponrentacar.co.jp/service/sya_d.htm 
 2.看板の大きさの確認
   車種がボンゴであることを、(制作会社側担当)さんからカンバン屋さんに伝えていただき
   看板の大きさを確認してください。
 3.デザイン(以下の基本をベースにお任せします。)
   ・自地に、チラシと同一の文字色
   ・"参議院議員候補 無所属"と入れる。
   ・"「埼玉有権者ネット」から国政に変革を"と入れる。
   ・写真は、スペース、費用などを考慮して検討。あった方がベター。
―――――
 このような制作物のオーダーは、6月12日(土)の打ち合わせlink時には出ておらず、10日ほど経てから唐突に発生したものです。しかも、制作会社側が奇異に感じたのは、大嶋洋介選挙事務所から歩いて5分のところにある選挙カーレンタル事業者であるのに、同店でカンバン制作をオーダーせず、わざわざ東京の制作会社に依頼してきた点です。
 上記の段取りリストの「2」にもあるように、自身の選挙カーであるにもかかわらず制作会社側が候補者の車種を規定して伝え、なおかつカンバンのサイズ等の打ち合わせをしろ・・・という点に、制作会社側としては少なからず違和感をおぼえました。
 いまから考えれば、あらかじめ制作費を払う意志などなく、また選挙公示日(6月25日)に立候補の届け出をする意志もさらになく、地元の企業へ発注して支払いが焦げついた場合を想定し、あえて埼玉県内ではなく、東京の制作会社へオーダーしていたのではないか?・・・と思われるふしが見えます。また、被害者の会側の企業を通じて、同選挙カーレンタル事業者へ支払いを行なうような金銭ルートの設定も、こちらがまったく関知しないまま話が進んでいたようです。
 つまり、大嶋洋介候補の地元で債務(不履行)が発生することを避け、同時に大嶋候補の悪評判が立つのを怖れて避けるために、あえて埼玉県外の制作会社(被害者の会の4社)に制作物を依頼していた・・・と想定することができます。大宮での裁判も含め、その後の大嶋洋介候補の対応や姿勢linkを見れば、およそ明らかではないかと感じるのですが、当時は選挙公示日に向けて被害者の会各社とも制作に追われており、そこまで想定することはできませんでした。
 選挙カーのカンバンは、明らかに不可解なオーダーでしたので、大嶋洋介候補自身が発注するよう話をもどしたところ、同日の午後8時38分にオーダーを見合わせるメールを寄こしています。こうして、選挙カーのカンバン制作に関する被害は、あらかじめ防止することができました。


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大嶋洋介候補の制作物。(3) [支払い請求の経緯と制作物]

 2010年(平成22)6月15日(火)になると、大嶋洋介候補linkは選挙用のWebサイト(いわゆるホームページ)の構成案とともに、サイトのデザインおよびコーディング作業を制作会社側へ発注します。制作会社側では、翌6月16日(水)に作業をスタートしました。
OCNマイホスティング.jpg
 同時に、大嶋洋介候補は「OCNマイホスティング」契約をOCNと交わし、いわゆるレンタルサーバのftp情報(コンテンツを登録するためのシステム情報)を、6月22日(火)に制作会社側へ知らせてきました。(写真上) これにもとづき、翌6月23日(水)には1次デザインが完成した大嶋洋介候補の選挙用Webサイトをテストサーバへアップロード。何度か追加・修正のやり取りのうえ、翌6月24日(木)すなわち選挙公示日の前日の昼近くには、サイト全体のコンテンツを大嶋洋介候補が契約したOCNのサーバへアップロードしています。
大嶋洋介候補サイト01.JPG
大嶋洋介候補サイト02.JPG
 その後、第22回参議院議員通常選挙用のWebサイトを一度も公開しないまま、翌6月25日(金)に立候補を取りやめてしまいます。そして、新たに2011年(平成23)の夏に行なわれた埼玉県知事選挙用のWebサイトを、新たに制作しているようです。大嶋洋介候補自身は、Webのコーディングやプログラミングに関する知識がほとんどありませんので、おそらく埼玉県の制作会社あるいは個人クリエイター宛てに発注しているものと思われます。私たちと同様に、埼玉県内の制作会社が被害を受けていないといいのですが・・・。
大嶋洋介候補サイト03.JPG
 そして、前年の参議院議員選挙とまったく同様に、埼玉県知事選の公示日直前に立候補を取りやめた大嶋候補は、以降、個人のブログlinkおよび「後援会」と称する組織が制作している「大嶋洋介公式サイト」linkの2つのサイトを臆面もなく設置しています。コメント欄にどなたかが書かれていたように、被害者の会といたしましては「埼玉一新」ではなく「債権一掃」を願いたいところです。
大嶋洋介候補サイト04.JPG
 なお、Webサイトの発注制作とほとんど同時に、大嶋洋介候補は選挙カー用のカンバン制作の依頼もしてきました。地元・埼玉の選挙用レンタカー業者から借りる予定の手続きを行っているにもかかわらず、なぜ離れた東京の制作会社側へカンバン制作の発注をするのか、初めて制作企業側は同候補に対して奇異な感触をおぼえるようになります。どう考えても、選挙カーを借りる業者と連携しているカンバン業者へ、制作を依頼するほうが自然であり効率的だからです。その経緯につきましては次回、詳しく考察してみたいと思います。

写真は、OCNのレンタルサーバ上に制作した、大嶋洋介候補の参議院議員選挙用Webサイト。


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大嶋洋介候補の制作物。(2) [支払い請求の経緯と制作物]

 次は、2010年(平成22)6月12日(土)における制作物の発注linkに含まれておらず、6月14日(月)になって急遽、依頼のあったものです。選挙公報は、埼玉県の選挙管理委員会にもとづく規定があり、新聞用に106×370mmのモノクロ版下として作成しなければなりません。同公報は、埼玉県内の全世帯へ配布されるもので、大嶋洋介候補もことさら力が入ったと思われるのは、文章の執筆をライターに任せず、自身でWord原稿を書いているのでも明らかです。
選挙公報01.jpg
 同公報紙の原稿は、大嶋洋介候補が6月16日(水)に自ら制作しWord形式で3ファイル、レイアウト見本を描いたExcel形式のものを1ファイル、制作会社側へメールで送ってきました。これにもとづき、デザイナーがレイアウトした原稿を3回提出、修正のうえ締切日の6月22日(火)に、大嶋洋介候補自身が埼玉県選挙管理委員会にとどけ、ギリギリに間に合っています。
選挙公報02.jpg
選挙公報03.jpg
 選管へ入稿する版下は、データでは受け付けてくれませんので、写真製版を済ませた昔ながらの版下として、デザイン会社より大嶋洋介選挙事務所へ送られました。つまり、ここでも写真版下の制作という、印刷と同様の高価な作業経費が発生していることになります。
 版下は、6月22日の深夜、正確には6月23日(水)の午前2時に選挙管理委員会へ大嶋候補が提出し、その場で選管のチェックを受けて掲載を了承されています。このように、そもそも当初より立候補をする意志が希薄なのにもかかわらず、選管の事務局を午前2時まで待たせて版下を入稿している姿勢などを見るにつけ、「大嶋洋介候補事件被害者の会」linkのみならず、周囲へ多大な迷惑や被害を与えつづけていたのがうかがい知れるのです。


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大嶋洋介候補の制作物。(1) [支払い請求の経緯と制作物]

 さて、2010年(平成22)の9月後半から、いっさい連絡が取れなくなってしまった大嶋洋介候補linkですが、第22回参議院通常選挙が行われた当時、選挙公報活動のためにどのような公報ツールが、私たち制作企業側へと発注されたのでしょうか?
 きょうから数回に渡り、大嶋洋介候補から制作会社側の4社へ発注した選挙ツール類を、ひとつひとつ掲載していきたいと思います。まず、埼玉県の選挙管理委員会の規定にもとづく、街頭貼り用の選挙ポスター(420×400mm/4色)につきましては、すでに他ページへ大きく掲載linkしていますので、ここでは省略させていただきます。同ポスター13,000枚は、2010年(平成22)6月25日(金)の選挙公示日に間に合うよう、同日に印刷所から埼玉県北本市中丸にある大嶋洋介候補選挙事務所へ到着・納品されています。
 次に、選挙期間中の配布を目的として制作された、選挙チラシ(A4三つ折り/6頁)×2種類についてご紹介します。このチラシ2種は、スーツ姿の大嶋洋介候補を写したビジュアルを表紙に使い、スタイリッシュなデザインによる構成案とするのか、あるいはラフなシャツ姿の大嶋候補をメインビジュアルとして表紙に用い、デザインもやわらかめなレイアウトにするかで、最後まで決定がずれこんだ進行となりました。
チラシA1.jpg
チラシA2.jpg
 特に、大嶋洋介候補がこだわったのは、スーツ姿の背景色でした。当初は明るいカラーのデザインでしたが、ブルー系の色がいいとのことで何度か修正を加えています。結局、濃紺に近い色合いのデザインに決定しました。この間、3回ほどデザイン修正のやり取りが発生しています。また、コピー(文章)のほうは、大浜洋介候補が話す内容を聞きメモ類をまとめながら、ライターが一連の文章を作成するという作業が発生しています。
 2種の版下データをともに印刷所へ入稿し、それぞれの印刷ロットを少なめにして2つのチラシを制作するか、あるいはどちらかに決定しての単種印刷にするか、最後の決定通知を待っている状況で6月25日の公示日を迎えることになります。
チラシB1.jpg
チラシB2.jpg
 結局、公示日の当日になって、立候補を取りやめる連絡が大嶋洋介候補から入り、印刷所の製版作業はストップすることになりました。選挙戦がすぐにスタートする時期でもあり、この間、チラシ2種でいくのか1種に絞るのかの決定しだい、短期間で印刷・納品ができるよう、工場の印刷機の手配から用紙の仕入れまでが、すでに印刷所で完了している段階でした。印刷所では当然、用紙仕入れの実費も発生しています。


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支払い請求の経緯と制作物。 [支払い請求の経緯と制作物]

 さて、以上のような経緯により、2010年6月25日(金)の第22回参議院議員選挙公示日の当日に立候補を取りやめた大嶋洋介候補linkに対し、当然のことながら納品済みのポスター(13,000部)、入稿済みの新聞媒体用選挙公報、印刷所で製版まで進んでいた選挙チラシ、選挙用Webサイト一式の請求が発生します。
 制作会社側では、7月2日(金)までに見積書にもとづく価格交渉を行い、私企業による広告宣伝の制作物ではなく公職に関わる案件のため、消費税分の5%を丸ごと値引きするという理解で了承。同日を〆日とし、7月5日(月)付けで請求書を発行して大嶋洋介候補へ送付しました。その際、大嶋洋介候補は8月10日(火)に全額を支払うと約束しています。
通告書20100901.jpg
配達証明20100902.jpg
 しかし、8月10日には振り込みが実行されず、確認の連絡をとると「月末までに大口の振り込みがある」ので8月30日(月)に満額支払うと、改めて制作会社側に約束しました。しかし、これも虚言で実行されることはありませんでした。このころには、すでに大嶋洋介候補との電話連絡が取りにくくなり始めており、8月30日にようやく取れた連絡では9月15日(水)に全額支払うとの約束をしました。制作会社側では念のため、内容証明付きの郵便で通告書(106-12-28468-6号/写真上)を作成し、9月15日までに支払うよう要請しましたが、この支払期日もまったくの虚言でした。
 9月15日をすぎた時点で、大嶋洋介候補への連絡はほとんどできなくなっていきます。北本市中丸2丁目にある選挙事務所の電話はもちろん、本人の携帯電話やメールなど、すべての通信手段で制作会社側からの連絡を無視するようになっていきました。そして、月末までには制作会社側からの連絡や問いかけに、まったく応答をしなくなります。
督促状20101013.jpg
配達証明20101014.jpg
 10月に入り、制作会社側は改めて内容証明付きの郵便で支払いの督促状(106-12-28960-1号/写真下)を作成し、連絡がいっさい取れなくなってしまった大嶋洋介候補へ10月13日(水)付けで発送します。同督促状では、当人との連絡が取れないため制作会社側が支払期日を設定し、10月31日まで(同日は日曜日のため実質は29日まで)に全額を支払うように要求しました。これに対し、大嶋洋介候補はなんら誠意ある態度を見せず、同郵便の内容をすべて黙殺しました。
 さて、ここから舞台は埼玉県の大宮にある裁判所へと移り、同裁判所によって「大嶋洋介参院候補事件 平成22年(ロ)第1779号」linkと規定された裁判へ移行するわけですが、裁判の経緯を詳述する前に、大嶋洋介候補が第22回参議院議員選挙へ向けて制作した、広報用の制作物一式を改めてご紹介することにします。
 同候補は、参議院議員選挙で「埼玉有権者ネットワーク」の形成を提唱していますが、制作会社側が存在している東京では皮肉なことに「債権者ネットワーク」が起ち上がっています。埼玉県内でも、同様の被害を受けている広告会社あるいはデザイン会社がなければいいのですが・・・。

写真は、2010年(平成22)9月1日および10月13日に、大嶋洋介候補あてに発送された内容証明付き郵便の文面と、各郵便の配達証明。


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